無落雪屋根(スノーダクト)赤信号!スノーダクトの排水溝は心臓部です!
無落雪屋根(スノーダクト)赤信号!スノーダクトの排水溝は心臓部です!
ダクト排水溝(樋)はスノーダクトにとって一番大事な所でもあります。屋根トタンと谷コイルとのつかみ部分が年数の経過とともに、全体的に開いた状態になってしまいそこから雨水などが侵入しすがもりが発生します。
【トタンの原理は、新しい屋根トタンの場合は、寒くなると縮まり、暖かくなると開く作用が繰り返されます。しかし、年数が経ちますと、縮まる作用がなくなり開いた状態のままになってしまいます。】
ダクト排水溝にしている場合は、ときおり屋根に上がって樋がきちんと機能しているか状況をチェックする必要があります。
【原 因】
①排水溝の谷コイルの不良
②排水溝とトタンの取り合い(接続部分)の不良
③トタンの傷み
④排水ドレン不良
◇住まいのユウケンからのアドバイス◇
注意)すがもりが天井に症状が出てきた時は、断熱材を濡らし天井に融水が侵さ入し、さらに、野地面・屋根下地・柱・壁内と目に見えない最も大事な所が痛みだします。その結果天井が落ちる事もあります。大掛かりな工事に発展しますので的確な処置を行う事が大切です。
排水溝の雪害状況
◎当社の本屋根板金葺替改修工事の資料より
【現在の状況】
本屋根は現在、流れ屋根でありますが、屋根トタン材質そのものも凍害・雪などにより、年数の経過とともに、老朽化しております。その結果、トタン(軒先等)全体非常に痛んで(サビ・腐食・剥離状態)、軒先部は、穴が空いている箇所があります。又、2階和室の天井・壁のシミに関しては、煙突廻りから雨水等が入り込み症状が出ていると思われます。
【因みに、トタンの原理は、新しい屋根トタンの場合は、寒くなると縮まり、暖かくなると開く作用が繰り返されます。しかし、年数が経ちますと、縮まる作用がなくなり開いた状態のままになってしまいます。】
このまま放置しておきますと、さらに雨水などが室内などに入り込み、屋根目下地や、天井下地まで腐食劣化が進行をします。その上、屋根下地材が屋根自治あの重さに耐えられなくなり、屋根骨組みがさらに劣化をし、軒先が下がったりなど、今以上に大掛かりな工事に発展することが考えられます。
【施工内容】
既存の本屋根トタン(野地長尺面・淀板金)を屋根軸組み下地に衝撃をあたえることがないように剥し撤去をします。そして、軒先面(1面)の淀板金も腐食劣化しておりますので、剥し撤去をします。その後、屋根下地調整を行った後、寒冷地用下葺き防水ルーフィングを全面に敷設します。軒先面(1面)の淀板金については新たに取り付け加工を行い、その後、『寒冷地用長尺縦葺ガルバリウムカラートタン鋼板』(野地長尺面)を頑丈に敷きます。これにより堅固で丈夫な屋根になります。
◎屋根工事をお考えのお客様は、住まいのユウケンまで、ご相談・お問い合わせ下さい。
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