外壁材の『選択』

外壁リフォーム

外壁は経年変化を受けやすいため、築後5年、10年といったサイクルで修繕・リフォーム計画を立てる必要があります。リフォームに際しては、外壁材に必要な条件①防水性②断熱性③防火性④遮音性⑤耐風圧性⑥耐候性⑦耐震性を考慮することはもちろんですが、長期にわたる住まいの維持管理上からはメンテナンス性やコスト面も重要になってきます。また、ひとくちに『外壁材』といっても、種類が多く、前述した性能や条件をひとつの材料で満たすことは難しいため、下地材との組み合わせや、工法も適切に選択しなければなりません。ひと昔以上前までは住宅の外壁といえば『モルタル』仕上げが一般的でしたが、ここ10数年は『窯業系サイディング』が外壁材としての主流を占めるようになってきました。最近では、リフォーム向けの軽量タイプ仕様としてアルミニウムと亜鉛の合金からなるガルバリウム鋼板の『金属サイディング』や、塩化ビニル樹脂製の『樹脂サイディング』も市場に出回っています。リフォーム向けには、既存の外壁を撤去せず、重ね張りできる(カバー工法)資材も今では珍しくありません。これからの製品は工期が短縮できるうえ、廃材も出ないというメリットがあります。

外壁の種類を変える(金属サイディング編)最近問い合わせも多く施工数も多いのがこの方法です。各メーカーが様々な色・柄で画材の種類を取り揃えています。表面材もスチール・アルミ・ガルファン・ガルバリウム・コストと耐用年数のバランスがよいのがガルバリウム材と思われます。施工方法は、既存外壁に新規に通気層を設けて重ね張りをして行く訳ですが、この際、気をつけなければならないのは、壁内結露が発生していないか、チェックすることです。壁内結露が有ると断熱材の性能が劣化しているばかりか、土台や柱にも影響が出る場合も有ります。具体的には既存外壁の劣化が応じているか捜すこととなります。この作業を怠ると『濡れた布団に乾いた布団を掛ける』こととなり後々余計な工事費がかかります。特に通気層が無くモルタルタイル仕上げの浴室で、モルタル外壁の家は半数以上が浴室廻りの土台と柱の朽廃が在る場合が多く注意が必要です。

窯業サイディングはメンテナンスを劣ると‥‥‥?

こちらのお宅は窯業系サイディングでしたが、傷みがひどく、塗膜(防水性)も全くない状態でした。又出隅などのコーキングが施されていなく、窓廻りのコーキングも硬化をし、亀裂やひび割れが生じておりました。そこで、メンテナンスを不要にするために、外壁金属サイディングをおすすめしました。当社の施工は、他社にはないノウハウと技術力で見事面メンテナンス不要で安心で快適な住空間になります。

工事前の外壁写真

窯業サイディングは、水や湿気が入ると一気にふやけています。

傷んでいる窯業系サイディングはすべて剥がし処理をします。『臭いものに、蓋をしたら後から後悔します。』

窓廻りには、本来しなければならない、防水気密処理が施されていないので、できる限り施しました。

窓廻りに防水気密処理をしました。見えないところも大切です。

剥がした窯業サイディングの跡に新たに無塗装の窯業サイディングを貼りました。つなぎ目には、コーキングを注入しました。

すべての窯業サイディングを下地点検取り替えを行った後、いよいよ縦胴縁(木下地)を貼っていきます。壁内部結露を防止するために大切な作業です。

土台水切りを取付を行う際は、パッキン調整をまんべんなく行い、まっすくに外壁サイディングを貼ります。

窓下も雨だれ等が垂れやすく、汚れやすくなりますので、窓下水切りを取付、サイドキャップを取り付けることで、窓下の汚れを軽減します。

これで完全防水の安全な外壁になります。

外壁工事をお考えのお客様は、住まいのユウケンまでご相談・お問い合わせ下さい。

 

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