リフォームの『概念』と『特徴』とは?

リフォームの分類と特徴

『リフォーム』には明確な定義がなく、その言葉が示す範囲は広いです。また、住宅のリフォームは新築と異なる点が多く、新築住宅と同じように考えているとトラブルの原因にもなりかねません。ここではリフォームの概念と特徴について説明します。

◇住宅リフォームの概念

『リフォーム』の概念には、住宅の機能・性能の水準でみる側面と、業務内容でみる側面がある。機能・性能の水準は『維持保全』と『改良保全』の2通りです。維持保全は経年とともに低下した水準を初期状態と同様に回復させる『修繕』、実用上支障のない水準に戻す『補修』とがあります。これに対して『改良保全』は初期の水準より高いものにする『改良』のことをいいます。また『修繕』と『改良』を同時に行う場合には『改修』といいます。一方、業務の内容からみると建物にどのように手を加えるかより、『増築』、『改築』、『模様替え』、『修繕』に分けられます。これらのなかには設備の『更新』、『新設』も含まれます。住宅リフォームは新築住宅と異なった要素があります。

①工事現場は既存住宅である。

②ユーザー(相談するお客様)は対象する住宅での住居経験を持っている。

③ユーザーが住みながら工事を進めることが多い

④工事を始めてから隠れたところに老朽個所がみつかる。

⑤既存個所とリフォーム個所との取合いに問題が出やすい。

⑥工事単価が割高になりやすい。

増改築では、既存建築物による制約があり、その取扱いによって工事方法や工事費が大きく違ってくるため、新築時のような手法が通用しないです。したがって工事に入る前の調整や計画段階でのユーザーとの応答がきわめて大切です。多様な可能性の中から、最も適切な手法を選択し施工主の目的を最大限に叶えることが成功の秘訣です。

 

屋根形状を変更をし、2階のお部屋を広々!!

屋根の形状を片流れ屋根から無落雪屋根にしてほしいとの御要望があり、その際2階の洋室も広げて欲しいとのことでした。まず、増改築や屋根形状を変える際はまず、雪の積雪荷重に耐えることができるのか。既存の屋根下地などに補強することが可能で建物が耐えることができるのか。耐震性はどうなのかなど、きめ細かい現場調査・既存図面の参照を行いました。

こちらのお宅は法的にも補強に関しましても増改築できることがわかりましたので、お客様のご要望通りに工事ができることになりました。

【屋根改修及び増改築工事】

工事前
工事後
まず、既存の屋根材・下地を剥がし撤去をし、雪の積雪にも耐えることができるように、構造用集成梁を用いて梁補強を堅固に行いました。
集成梁・母屋など、堅固に耐雪に十分に耐えられるようにしました。
屋根下地合板を貼りました。
屋根断熱化を高めるために、屋根全面スタイロフォームを敷設しました。
屋根防水フェルト及び排水溝を取付しました。
屋根トタンを貼り無落雪屋根工法にしました。
壁に関しても、しっかりとすきまなく断熱処理を行いました。
内部に関しては、壁には断熱材をまんべんなく敷き込み天井は湿気結露にならないように高密度のブローイング(断熱材を細かくして吹き込む)を入れ込みました。
窓は断熱性複層樹脂サッシ(縦すべり出し窓)を取付しました。
リフォーム工事をお考えのお客様は、住まいのユウケンまでご相談・お問い合わせ下さい。

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スタッフ一同、皆様からのご相談をお待ちしております。

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