リフォームに係わる『診断』は的確に!

◇住宅リフォームの診断

住宅リフォームの施工として、不確定要素(既存部材などの状態に応じて現場で対処しなければならない部分)が多く、既存部分への養生の配慮や、小規模施工に伴う材料や手間のロスなど、工事費の増大につながる事例が多いのが事情です。また、リフォームに係わる『診断』が的確に行われた場合には、

・適切な見積が行われない

・実際の施工に際して、工事範囲が一定しない

・施工現場での変更が発生し、その都度、施工金額が変更されるなど

の問題が起きる可能性が高くなります。見積書は、施工する範囲・方法、作業工程数などを明示するとともに、施工会社のリフォーム工事に対する取り組み姿勢を表したものとも言えます。そういった意味からも、適切な見積りを提示するためにも、的確な判断は欠かせません。

◇2.診断の進め方

リフォームに係わることでの診断重視されるのは技術者自身の経験勘であり、これらが客観的な資料やデータとして示されることが少ないため、住まい手側から診断自体の有効性に疑問をもたれるケースが多いのが実情でした。診断では、住まい手側から傷みや不具合があると指摘された箇所のみを確認するだけでなく、そのような原因に至った『原因』などを探り出し、改善方法を示していく姿勢も大事です。

・住宅における『診断』

・住宅の状況・状態や

・住まい手が改善してほしいと望んでいる問題点・課題を的確にとらえる

・専門的な立場からの住宅の調査・評価

・具体的で的確なアドバイスを与えること

と位置づけることができます。また、リフォームにおける診断の場合には、単に建物・設備機器などを対象とするだけでなく、住まい手の暮らし方や人間関係などの面も含めた広い視野からの現状把握・分析とアドバイスが重要とあります。

札幌市で水廻りリフォーム工事をしました。

給湯ボイラーが10年以上経過しており、燃焼の匂いなどが出ていた事と、お風呂の一部鉄管を使っていたため、銅管の腐食が所々見受けられたので、ボイラー交換と合わせて配管改修リフォームも併せて工事をしました

水廻りリフォーム工事工程

工事前のボイラー廻りです。
設置型の給湯ボイラーを撤去をし、配管も併せて撤去していきます。
ほとんどの住宅では、配管(給水・給湯)は壁や天井に隠ぺい配管になっておりますので、隠ぺい配管を行う際は、壁などの開口が必要になります。
ロール状になっている、硬質ポリエチレン管です。断熱被服が10㎜となっており、断熱性も優れております。
青色が水ピンク色がお湯の配管です。
硬質ポリエチレン管は、ロール状ですので、継手が少なく、銅管と違い、継手の銅付などを処理が不要です。
その上、開口も少なくすみます。
お風呂の配管とボイラー廻りの配管工事中です、前よりは配管がすっきりしています。
隠ぺいの配管が終了した時後、断熱材を入れ込みます
給水・給湯共に、水落しをした際に、自動的に空気が吸入されます。自動によるエアー抜きは必要です。
硬質ポリエチレン管の継手の継手です。透明部分が配管を差し込んだ際に奥までしっかり入り込んでいるか確認できます。
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