札幌のＳ様邸の屋根診断結果

屋根は現在、本屋根・下屋根≪和室上・車庫上≫はスノーダクト工法（無落雪屋根）及び屋根≪水廻り部・居間上≫は片流れ屋根工法でありまますが、排水溝の谷コイルの立ち上がりには防水処理や家切込み加工が悪く瞬間があります。特に立ちあがり部の隙間融雪水などが入り込んで中で凍結して膨張して隙間が段々開いててきたと思われます。又、谷コイルと屋根トタンとのつかみ部分は部分的に開いております。これも融雪水などが樋の隙間から雨水等などが入り込みやすい状況です。又屋根トタンのつかみ部分（ハゼ）も全体的に開いております。状況からみて、すがもりが発生している箇所も多々見受けられます。又、和室上のコーキング補修が施せれておりますが、出入口を防ぐ事により、他の箇所に水が伝わりにくくなります。このまま放置しておきますと、さらに、雨水などが谷コイルと屋根トタンの巻き込みつかみ部分屋根トタンのつなぎ部分などにひり込み、屋根木下地や天井下地まで腐食劣化が進行をし、今以上のすがもりが発生します。その上、屋根下地材が屋根自体の重さに耐えられなくなり、天井が陥没などの症状もでることも十分考えられます。その場合は土壁はもちろんのこと、内壁・外壁を剥がすなどの処理工事をしなければなりません。又、人体に有害な、湿気・カビが発生しますので、早急な工事を要します。

屋根は人間で言えば頭に相当します‥‥‥。

こちらのお客様では、ある業者に4年前に屋根塗装をお願いしたようです。しかし、屋根トタンが痛んでいたにも関わらずに下地処理をしないでそのまま上から塗装をしたらしいです。それから、排水溝には本来、雪や氷などが一気に入らないように、保護（スノコなど）しなければなりません。しかし、そのようなことをしていないおかげですがもりなどが発生した要因にもあります。