無落雪屋根(スノーダクト)赤信号 スノーダクト排水溝は心臓部です!
スノーダクトの排水溝は心臓部です!
ダクト端う溝(樋)はスノーダクトにとって一番大事な所でもあります。屋根トタンと谷コイルとのつかみ部分が年数の経過とともに、全体的に開いた状態になってしまいそこから雨水などが侵入しスガモリが発生します。
【トタンの原理は、新しい屋根トタンの場合は寒くなると縮まり、暖かくなると開く作用が繰り返されます。しかし年数が経ちますと、縮まる作用がなくなり開いた状態のままになってしまいます。】
ダクト排水溝にしている場合は、ときおり屋根に上がって樋がきちんと機能しているか状況をチェックする必要があります。
【原 因】
①排水溝の谷コイルの不良
②排水溝とトタンの取り合い(接続部分)の不良
③トタンの傷み
④トタンのハゼ(つなぎ部分・他加工部分)
⑤排水ドレン不良
注)すがもりが天井に症状が出てきた時は、断熱材を濡らし、天井に融水が侵さ入し、さらに、野地面・屋根下地・柱・壁内と目に見えない最も大事な所が痛みだします。その結果天井が落ちることもあります。大掛りな工事に発展しますので的確な処置を行う事が大切です。
札幌市で、すがもりによる屋根リフォームしました。
無落雪屋根(スノーダクト工法)で、排水溝(樋)が一番の心臓部です。今回のすがもりは、排水溝(樋)が長く、水が持ちる場所(自在ドレン)が2ヵ処あり、それぞれ、水勾配をつける為に、仕切り板を設けておりましたが、それが後付けのような感じで、亀裂やコーキングの劣化等で内部に融雪水が入りやすい状況でした。
すがもりによる屋根リフォーム工事工程
元々の屋根トタンを剥がしていきます。黒いシートみたいなものは、アルファルト材質の防水紙です。
排水溝(樋)も撤去していきます。
水の落とし口(自在ドレン)です。
排水溝(樋)撤去後、細かい寸法を測り、一枚物を成形加工をし、船形形状を作り、樋に納めていきます。
排水溝(樋)は一番の心臓部ですので、万が一に備えて、防水処理を行っていきます。
緑色のシートは、防水フェルトと言われるもので、原料はアスファルトで、何層になって形成されているものです。下葺き材と言われるものです。
屋根トタンのつなぎ目(ハゼ)に、内ハゼコーキングを施することによりハゼの開き防止にもなります。
屋根トタンを葺いていきます。屋根トタンを留める際は吊り子と言われるものを使用します。そしてつなぎ目(ハゼ)を手締め機で堅固に締めていきます。
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