屋根リフォームする前に一度屋根の点検を!
今の屋根の状態はどのようになっていますか?
【屋根】
・室内の天井や壁がシミになってないか?
・金属板葺き屋根の場合、表面の塗装が白っぽくなっている箇所がないか
・1階屋根と2階屋根外壁の取り合い部分に不具合がみられないか?
・1階屋根と2階外壁の取り合い部分に不具合が見られないか?
【小屋裏、軒裏天井】
・すがもりの跡や腐朽している箇所がないか
⇒断熱材を取り除いて点検することも必要
【バルコニー・濡れ縁】
・蟻道や腐朽箇所がみられないか
・手すりのぐらつき、破損がないか
・床が沈む箇所がないか
屋根の変形(ずれ・はがれ・浮き・変形)の主な点検・調査方法
木造軸組における小屋根組は、床組(2階床組)における床版のように、水平構面を堅固にする材が少ないため、構造上変形しやすいという特徴がある。屋根に変形が発生した場合は、屋根葺替の接合部に隙間等が生じ、漏水につながることもあるため、注意が必要である。屋根の変形が発生することもある。具体的な方法としては、目視により、屋根に発生した不具合事象の程度を確認し、小屋組および軸組の変形に原因にするのであるか、他の不具合事象に起因するものであるかを確認することが想定されています。
≪点検・調査結果の考え方≫
・屋根面の棟の通りが一直線になっておらず、たわみ・、むくりやうねり、ゆがみ、波打ち等の変形を生じている場合は、小屋組の変形に起因する屋根の変形である可能性があります。
・軒の通りに変形を生じている場合は、軒の垂木の変形に起因する変形である可能性があります。
・屋根面にたわみが生じている場合は、小屋組または屋根下地材がたわみ等の変形を起こしている可能性があります。
・棟の通りや軒の通りに変形が無く、屋根面にたわみも生じていない場合は、屋根葺材や施工に起因する剥がれ・ずれ・浮き等の可能性があります。
・外壁等が傾斜している場合は、外壁または建物全体の傾斜が原因で屋根が変形している可能性が高いです。
屋根を丈夫にして長持ちする建物に!!
こちらのお客様は下屋根は無落雪屋根(スノーダクト工法)でありますが、屋根トタンにも腐食サビ状態で、排水溝の中の納めが悪い状態でした。また、排水溝には、何も敷いていないために、排水溝の中にゴミや雪などが入り込んでさらに痛みが進行したと思います。まず、屋根トタンを剥がし撤去をし、下屋根は壁の中に、屋根トタンが入り込んで立ち上がっているケースがほとんどです。しかし、それを剥がそうと思うと、外壁材を脱着などの処置があるために、手間がかかります。そのために、既存の壁から屋根トタンを15センチほど残してカットしてしまいます。
【下屋根葺替】
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