住宅リフォームの動機と目的をしっかりすることが最も大切です。
◎住宅リフォームの動機・目的とは
リフォームの施工を進める上では、住まい手がリフォームを行う動機・目的について理解することも大切です。リフォームのきっかけとして、天井からすがもりする、ボイラーなどの設備機器が故障した、部屋が狭く感じられる、台所を使いやすくきれいにしたいなど、住まい手・各家庭によっていろいろな動機や目的があります。
(1)住宅性能の維持・向上に係わるもの
①建物・設備の障害や故障、不具合
建物などの保証期間が過ぎたあとで、雨漏り・雨水浸透、設備機器などの故障・不具合が発生し、その対応・修繕を行います。
②建物・設備の老朽化
建物の老朽化によるひび割れ・色あせ・ゆがみ、屋根のサビなどや設備機器等の痛み・能率低下への対応・修繕を行います。
(2)快適性の向上に係わるもの
①狭さや部屋数不足などの現状への不満
暮らし方・住まい方が変化したり、住まいの広さに対する意識が変化したりすることによって、狭さや部屋数に対する不満が起こり、リフォームを行います。また、新築当初には考えていなかった除排雪の負担増大や近隣への落雪問題など、現状についての不満がある場合にリフォームを行います。
②生活水準の向上
最新の台所・浴室・トイレ・設備等やインテリアなどが気になりだすなど、生活水準の向上や利便性・快適性の向上を目指し、リフォームを行います。
③断熱性能の改善
寒さや結露・湿気などの不満があり、高断熱・高気密の住宅に改善し、少ない光熱費で、より快適な暮らしを目指します。
(3)ライフ・サイクルの変化に係わるもの
①ライフ・サイクルや家族構成の変化
子供の成長に伴い子供部屋が必要になった、子供が独立し子ども部屋が使わなくなった、親と同居するなど、ライフサイクルや家族構成の変化により住まい方も変化し、それに対した住宅としていきます。
②高齢化への対応
住まい手の高齢化などにより身体機能が低下し、日常生活の動線が不便・不自由になり、それに対応した住宅としていきます。また、現在は健康であるが将来の身体機能低下などに備えた住宅としていくなどによりリフォームを行います。
コンクリート枡が陥没しておりました。
こちらのお宅は、年数の経過とともに、コンクリート枡が凍害で下がり、埋設管がずれて水勾配が逆勾配になってしまいました。排水の流れが悪くなり、基礎や宅内に汚水や雑排水などが流れ込んだり、詰まったり、異臭がしたりなど様々な症状が出てきます。これらを解消するには、コンクリート枡は(重たく荷重がかかり、埋設管を痛めてしまいます)ので、『高耐久塩ビ枡』に取替を行うことで、今までのように枡が不具合を起こすことがなくなりますので、安心できます。
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