住宅リフォームの診断とは?
□住宅リフォームの診断
住宅リフォームの施工として、不確定要素(既存部材などの状態に応じて現場で対処しなければならない部分)が多く、既存部分への養生や配慮や、小規模施工に伴う材料や手間のロスなど、工事費の増大につながる事例が多いのが事情です。また、リフォームに係わる『診断』が的確に行われた場合には、
◎適切な見積が行われない
◎実際の施工に際して、工事範囲が一定しない
◎施工現場での変更が多発し、その都度、施工金額が変更されるなど
の問題が起こる可能性が高くなります。見積書は、施工する範囲・方法、作業工程数などを明示するとともに、施工会社のリフォーム工事に対する取り組み姿勢を表したものとも言えます。そういった意味からも、適切な見積りを提示するためにも、的確な判断は欠かせません。
□2 判断の進め方
リフォームに係わることでの診断で重視されるのは技術者自身の経験勘であり、これらが客観的な資料やデータとして示されることが少ないため、住まい手側から診断字体の有効性に疑問をもたれるケースが多いのが実状でした。診断では、住まい手側から傷みや不具合があると指摘された箇所のみを確認するためでなく、そのような状況に至った『原因』などを探り出し、改善方法を示していく姿勢も大事です。
◎住宅における『診断』とは
◎住宅の状況・状態
◎住まい手が改善してほしいと望んでいる問題点・課題を的確にとらえる
◎専門的な立場からの住宅の調査・評価
◎具体的で適切なアドバイスを与えること
と位置づけることができます。また、リフォームにおける診断の場合には、単に建物・設備機器などを対象とするだけでなく、住まい手の暮らし方や人間関係などの面も含めた広い視野からの現状把握・分析とアドバイスが重要となります。
リフォームする為に住まいの総点検!
■住まいの自己診断
・基礎や外壁が傷んでないかは、日常の点検活動の中で気付くことも多いと思います。また、床や天井に点検口があれば、普段は見る機会がない場所も自分で点検することが可能です。
・その他、普段の住み心地として、隙間風や結露、建具の建て付け、赤水や設備の劣化などについて、家族全員でチェックしてみるとよいでしょう。
・家族で住まいの自己診断を行った上で、気になることがある場合には、当社の建築相談調査会登録事務所になっておりますので、ご相談下さい。
■専門家による建物診断
・リフォームを考える場合に、築年数が相当程度経過した住宅は、専門家に建物診断をしてもらうとよいでしょう。
・専門家による建物診断では、目視やヒアリングによる基本診断を半日程度で行い、必要に応じて機器等を用いた精密診断を依頼することもできます。
・中古住宅を購入する場合、どこまでリフォームするかを判断するためにも、建物診断を受けて住宅の状態を把握することが重要です。
・専門家に建物診断してもらうことで、リフォーム後も安心して暮らすことができます。
◎住宅タイプから見たりリフォームの留意点
■戸建て住宅のリフォーム
・戸建て住宅は、一般に木造や鉄骨造などが多く、住み手のライフスタイルや住宅の状態に応じて、住宅の規模の増減や構造体に応じて、住宅の規模の増減や構造体に手を加えるリフォームも可能です。
・一定規模を超えるリフォームや工事内容によっては建築確認申請が必要になる場合があるので注意しましょう。
・建築確認申請が必要な場合でも、リフォーム後の住宅が建築基準法等で定めてる基準に適している必要がありますので、工事内容が法令を守ったものになっているかどうか確認することが必要です。
■共同住宅のリフォーム
・共同住宅(分譲マンション)では、原則として住戸専有部分が工事可能な範囲になりますので、工事内容は内装・設備の更新が中心となります。また構造体や既存の配管との関係などから、所有者の判断だけでは壊せない壁があったり、水廻りの位置や大きさが変更できない場合もあります。
・マンションによっては管理組合への届け出や管理規正で工事内容等が制限される場合もあるので、工事内容を決める前に確認することです。
リフォーム工事に関するお問い合わせやご相談は、住まいのユウケンまでご連絡お待ちしております。
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スタッフ一同、皆様からのご相談をお待ちしております。
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