リフォームの分類とその特徴とは?

【リフォームの分類と特徴】

『リフォーム』の概念には、住宅の機能・性能の水準でみる側面と、業務内容でみる側面があります。性能の水準は『維持保全』と『改良保全』の2通りです。維持保全は経年とともに低下した水準を初期状態と同様に回復させる『修繕』、実用上支障のない水準に戻す『補修』とがある。これに対して『改良保全』は初期に回復させる『修繕』、実用上支障のない水準にも戻す『補修』とがあります。これに対して『改良保全』は初期の水準より高いものにする『改良』のことをいう。また『修繕』と『改良』を同時に行う場合には『改修』といいます。一方、業務の内容からみると建物にどのように手を加えるかより、『増築』、『改築』、『模様替え』、『修繕』に分けられる。これらのなかには設備の『更新』、『新設』も含まれる。住宅リフォームは新築住宅と異なった要素があります。

①工事現場は既存住宅である

②ユーザー(相談客)は対象とする住宅での住居経験を持っている

③ユーザーが住みながら工事を進めることが多い

④工事を始めてから隠れたところに老朽個所がみつかる

⑤既存個所とリフォーム個所との取合いに問題が出やすい

⑥工事単価が割高になりやすい

 

◎増改築では、既存建築物による制約があり、その取扱いによって工事方法や工事費が大きく違ってくるため、新築時のように手法が通用しない。したがって工事に入る前の調整や設計手段でのユーザーとの応答が極めて大切です。多様な可能性の中から、最も大切な手法を選択し施工主の目的を最大限に叶えることが成功の秘訣です。

 

 

 

 

リフォームポイント

『快適なリフォームで明るく快適な空間に』

古い家の中には、リビングや客間の日当たりを優先して、キッチンは暗く狭い場所に追いやられてしまったケースが見受けられます。キッチンのリフォームでは、楽しく料理できるようにするため、いかに採光や適性、便利性を向上させるのかがテーマになります。自然の光が差し込む明るいキッチンにするには、リビングやダイニングと一体化するのが主流です。さらに南側に面してキッチンを設けると、日当たりがよく、解放感のある大きな『スペースがうまれます。構造上の制約で移設できず、窓も設置できない場合は、壁や天井を反射率の高い白色系の色で仕上げると少量の光でも明るいキッチンになります。キッチンは腐りやすい食材も扱うので、窓の大きさや向き、位置に配慮して室温が上がりすぎないように注意します。風通しのよい空間にして室温上昇を防ぐには、ダイニングやリビングの窓とキッチンの窓を、風の出入り口になるような位置に設けてあります。費用はキッチンの位置そのものを移動させるか、どんなレイアウトにするのかによって大きく変わります。またキッチン本体の交換と同時に周辺の床や壁を変えるケースも多く、そうなると内装材の変更費用も見込む必要があります。キッチンを交換する場合、既存のキッチンは産業廃棄物扱いになるので、その処理費用もかかります。

 

 

 

 

 

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