どのようなリフォームをしたいか話しましょう!    屋根のすがもりする原因って何?

リフォームの手順の概要

『リフォームをしたいが、なにから始めればよいのかわからない』という方も多いでしょう。リフォーム内容の検討や情報の収集をせず、あいまいなまま事業者を選定をする人も少なくありません。そのまま結果、思った通りとおりのリフォームにならなかったり、予算オーバーなど、不満が残ってしまいます。リフォームの進め方は、緊急性を要する雨漏りやすがもりによる屋根リフォームや設備機器の故障や不具合などを除き、基本的には新築工事の場合と同じです。リフォームをを始める前にどのような手順で進むのかを知っておくことで、いつ、どの段階で何をすればよいのか、具体的なイメージができ、効率よくスムーズに計画が進みます。

①どのようなリフォームをしたいのか、家族で要望を出し合いましょう。

現在の住まいの問題個所や不満な点を日頃の生活の中から拾い出す。

・子供の成長や独立、家族の変化や高齢者への備えなど、今後の生活(10年後・20年後)を予測してみる。

・生活の中で必要度の高い順から優先順位をつける。

・家族の要望や意見を整理し、リフォームの目的や全体プランを決める。

・リフォームに必要な工事費や諸経費など、大まかな資金計画を立てる。

・工事期間は内容や規模により異なるので、いつの時期がよいか十分検討する

②住まいの点検をしてみましょう

建物は長い年月で傷んでいるところも多いものです。特に外壁や屋根などは、北海道では冬期間の雪や氷により劣化が進みやすいところです。まずは見えるところから建物の状況を把握しましょう。

・目視できるところの不具合や傷んだ個所などを、拾い出しメモしておく。

・構造体や見えない部分など不安な個所は、専門家に調査・診断してもらうと良いです。

・時期的に起きた結露、すがもり・雨漏り・カビ・落雪・建具の不具合などのあった個所。

・設備機器の不具合、給水管の凍結などの記録をまとめておく。

・出てきた内容について、緊急性の高い順に整理する。

 

 

札幌で屋根のすがもりの原因

せっかくの家がすがもりで、台無し。天井にシミはできるし。天板も剥がれそう。困ったわ。

『雪が積もり、軒先の部分が氷となりそれが融ける』これを繰り返していきますと、トタンはさらに痛み、右の図のようになります。特に雪止めを付けますと、屋根に雪が常に乗っていますので、次第にトタンの張替そして、木下地や柱まで腐らせることにもなり、大きな工事になります。(特に軒天が痛みます)又、雪止めをつけますと、ツララ・氷になりやすく、気温が上がり、溶け出しますと、落氷して危ないこともあります。

室内の症状が大きく出ると対応する場合が多いので、少しだったり、一時的だったりすると気がつきません。しかし、断熱材を濡らすので、放置しておくことにより、断熱性能が低下したり、【野地板・壁内・柱・土台】と目に見えない所で、大事な部分の“傷み”が確実に進行しますので、手直しは早い程よいのです。

(注)室内暖気及び太陽熱で解けた水が軒先部で再凍結し、氷・ツララを成長させます。

(注)室内の暖気で解けた融水は、軒先の氷の部分でせき止められ氷が解けて水となり、長尺のハゼより、すがもりの原因となります。(夏期の雨水も同様)

 

 

 

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